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10分でできる なすと牛肉のしぐれ煮

【1人前:267kcal】

コラム
 瀬高町は、日本一の生産量を誇る博多なす(長なす)の産地です。昨年の10月から出荷が始まり、6月から7月初めまでがピークでこの時期は1日に約30万本出荷されています。正にハウス栽培のなすは今が旬です。
 なす栽培30年のナス名人に名人たるゆえんを尋ねると「水やり」のひと言。でもタイミングと量が非常に難しく、茎をハサミで切る時の音で水が足りているかを判断されているようです。
 水分90%以上のなすはミネラルウォーターに近い味と言われています。この水やりが味を作るんですね。そして調理することで油や煮汁をたっぷりと吸収しておいしくなります。
 今回はなすをとろりとまろやかに仕上げるためになすの皮をむきました。でも皮のきれいな紺色はアントシアニン系の色素で視力と肝臓の機能を向上させ、血圧上昇を抑制する働きをします。捨てずに上手に使いましょう。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2004.6.12掲載




長なす 4本(500〜600g)
牛薄切り肉(バラかもも) 150g
しょうが 大2かけ
・サラダ油
A
大さじ1
みりん 大さじ3
しょうゆ 大さじ3
カップ1/3
 
[1]

なすはヘタを落として皮むき器などを使って皮を全部むき、横半分に切ってさらに縦に四つ切にし、水にくぐらせ水けをきる。

[2]

しょうがは細いせん切りに、牛肉は食べやすい大きさに切る。

[3]

鍋にサラダ油大さじ1を熱し、中火で牛肉をほぐしながら炒め、肉の色が変わったら[1]のなすを入れ、肉にからめながら強火で炒める。

[4]

[3]にしょうがを散らして入れ、Aで調味し、上下を混ぜながら汁けがほとんどなくなるまで強火で煮上げる。

ポイント・・・短時間で仕上げる。しぐれ(時雨)は主として晩秋から初冬にかけてさっと降ってすぐやむ雨のことをいう。料理の場合もこのしぐれのように短時間でさっと煮ることを言います。


【もう一品・なすのきんぴら】
なすの皮の長さを均一に切り、ごま油小さじ2で炒め、油がまわったらみりんとしょうゆ各小さじ1強で味をつけ、一味とうがらしやかつお節をふる。




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