素材名等で検索するときは、以下のメニューより「素材名」や「調理方法」を選択して「検索」ボタンをクリックしてください。
 

いかのおろし煮

【1人前:345kcal】

コラム
 佐賀県唐津市鎮西町の串浦漁港の400メートル沖合いは、浅瀬を好むアオリイカ(別名:水イカ)のすみかです。エサとなる藻が豊富で、砂地は卵を産むための好条件。10月〜翌年6月が漁のシーズンで、アオリイカは海水温が緩むにつれて成長し、時には体長50p、重さ3〜4kgの大ものが仕掛けた定置網に入るそうです。高級なイメージのため、日ごろ食べる機会がなかったイカですが、今回は存分に味わえました。まったりとし、甘みがありますね。この特徴を活かしたメニューは、やはり一度試したかった天ぷらです。油のコクと組み合わせた大根おろしのさっぱり感がイカの味を“イカ” します。薄皮をはいで低温の油で揚げると油ハネが防げます。冷え込む今ごろ、凍結を防ぐため大根は甘みを蓄えます。この時期に作ってほしい一品です。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2008.2.掲載






いか 700〜800g
1コ
かたくり粉 50g
揚げ油 適宜
大根おろし 500g分
A
だし カップ1 1/2
大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
淡口しょうゆ 大さじ3
赤とうがらし(種を除き小口) 1本
大根葉(ゆでる) 適宜
 
[1]

いかは下処理をして、胴の部分は皮をむき一枚に開く。内側に軽く格子状に切り目を入れ、一口大に切る。足は2本ずつに切り離し、エンペラは皮をむき、片面に軽く格子状の切り目を入れ一口大に切る。

[2]

[1]に卵をからませ、かたくり粉をまぶし160℃の揚げ油に入れ、衣がカチッとなったら引き上げる。

[3]

大根おろしはザルに上げて水けをきる。

[4]

なべにAを入れて煮立て、[2]のいかを加える。再び煮立ったら大根おろしと小口切りにした大根葉を加えすぐに火からおろし、器に盛る。



ポイント・・・さっぱりとしたコク!
大根おろしを加えたら大根を煮込まずすぐに盛りつけること。




Copyright © 2003 SETSUKO Hahanoaji Salon Inc. All Rights Reserved.