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山芋の揚げギョーザ風

【1人前:177kcal】

コラム
 落葉樹の葉が色づくと山に自生する山芋(自然薯・じねんじょ)が旬を迎えます。今回は福岡県うきは市特木の自然薯掘り名人、野上光さんを訪ねました。
山芋のある場所はまず見上げること。3〜5メートルの高さの雑木に向かい合って群がっているハート形の葉を見つけ、つるの葉をたどって下に下りると自生場所です。ひたすら掘り続け、今回は私の背丈(160cm)は楽にある山芋を掘り当て、山の宝物を見つけたようで、顔もほころびました。デンプン分解酵素アミラーゼを多く含み芋類の中で唯一、生で食べられますが、加熱すると酵素の働きが減少します。揚げギョーザ風は中心部分の山芋は生に近い状態で揚げると消化を助けますね。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2007.11.14掲載






山芋 200g
しめじ 100g
A
ゆずの絞り汁 大さじ1
小さじ1/2
海苔 2枚
えび 8匹
ギョーザの皮 16枚
ゆずの皮 適宜
・かたくり粉、揚げ油、酢じょうゆ
 
[1]

山芋は皮をむいて2cm角に切り、すりおろし用刃をセットしたフードプロセッサーに入れる。
Aを加えペースト状にかく拌し、ボウルに移す。

[2]

えびは殻と背ワタを取り、背開きにして二つに切る。しめじは根元を除き、1本ずつほぐし長いものは短く切る。

[3]

[1]のボウルに細かくちぎった海苔としめじを加えよく混ぜ、ギョーザの皮に小さじ1ずつのせ、えびとゆずの皮を飾る。これを16コ作る。

[4]

かたくり粉大さじ1を茶こしに入れて[3]の具の上にふり、180℃に熱した揚げ油で皮をこんがりと、えびの色が赤くなるまで2〜3分間かけて揚げる。


ポイント・・・高温で揚げる。
高温で揚げるとえびには火が通り、中心部分の山芋は生に近い状態に揚がる。山芋に含まれるでんぷんの分解酵素アミラーゼが働き、消化がよくなる。

[5]

器に盛り、好みで酢じょうゆを添える。




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