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冬瓜団子の蒸し物

【1人前:206kcal】

コラム
冬の瓜(うり)と書いて「とうがん」と呼びます。未熟な間は透明な毛が密生していますが、成熟すると毛がなくなり、店頭に並んでいるようなつるんとした濃い緑の皮になります。薬膳の考え方では涼性の食べ物で、解熱、解毒、利尿作用があると言われています。調理面では、95%以上が水分のため、煮物やスープにすると水分を加えなくても賄えるし、また千切りにして絞ると驚くほど水分が出ますよ。ほろっとした淡白な味はカニやエビ、貝柱やツナ缶などうまみが出るものと一緒に調理すると持ち味が生きてきます。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2008.9.10掲載





冬瓜 1/4コ(約800g)
たまねぎ 1/2コ
しょうが 親指大1コ
干ししいたけ(戻す) 2枚
・塩、片栗粉、酒
A
ツナ缶 大1缶(約160g)
パン粉 カップ1/2
片栗粉 大さじ3
 
[1]

冬瓜は片手で持ちやすい大きさに切り分ける。皮をむき、種をワタごと除いて3〜4cm長さのせん切りにする。塩少々をふりかたく絞り、ボウルに入れ片栗粉大さじ1を混ぜる。


ポイント…かたく絞る。
     冬瓜の水分は95%以上あり、かたく絞ると
     仕上げの「あん」の「だし」として利用できる。

[2]

たまねぎとしょうが、干ししいたけはみじん切りにし、Aを加えなめらかになるまで混ぜる。さらに8等分して丸め周りに[1]をまぶしつけ、平皿に並べ蒸気の上がった蒸し器に入れ中火で10〜15分間蒸す。

[3]

[1]ででた冬瓜の水分を小なべに入れ、強火にかける。酒大さじ1と塩少々で味を調え、水溶き片栗粉を適量加えてとろみをつける。(冬瓜の皮をすりおろして加えてもよい。)

[4]

[2]を銘々の器にのせ、[3]のあんをかける。




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