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揚げカレイのたっぷりトロトロあんかけ

【1人前:195kcal】

コラム
 福岡県宗像市の鐘崎漁港で水揚げされるキツネカレイ(和名・石ガレイ)や水カレイ(同・蝶ガレイ)はおいしさが2度楽しめます。1〜2月は刺し身、今の時期は卵を食べるおいしさです。3月中旬に産卵に入り、“子持ちガレイ”と呼んで真子がプリプリと入っているのが特徴です。卵に栄養がいき、身は泥臭さが強くなり、空揚げや煮付け料理に向きます。地元の漁師さんいわく、今の時期の1匹の雄ガレイに5〜6匹の雌ガレイが群れているそうです。瞬時に区別出切る、さすがプロですね。そして自然界ではもう春です。




毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2006.3.8掲載






カレイ 4切れ(約500g)
にんじん 50g
干ししいたけ(戻す) 3〜4枚
もやし 1袋(約200g)
さやえんどう 8〜10枚
A
だし カップ3
酒、しょうゆ 各大さじ1
小さじ1
芽かぶ(とろろ状) 200g
揚げ油 適宜
・みりん、かたくり粉、酢
 
[1]

カレイは包丁の先でウロコをこそげ取り、水洗いして水けをふく。黒い皮側の縁側に沿って切り目を入れ、さらに両面に切り目を1〜2本入れる。みりん大さじ2をまぶし10分間おく。



ポイント・・・下味にみりんをまぶす。
みりんは糖とアルコールの相乗効果で素材の細胞壁を引き締める働きをする。この為、下味に使うと煮崩れを防ぎ、身をふっくら仕上げる。

[2]

[1]のカレイにかたくり粉をたっぷりまぶし、170℃の揚げ油に入れ、7〜8分間かけてカラッと揚げる。油をきって器に盛る。

[3]

にんじんと干ししいたけは細いせん切り、もやしはひげ根を取る。さやえんどうはさっとゆでて水にとり、冷ましてから斜めせん切りにする。

[4]

Aを煮立ててさやえんどう以外の[3]の材料を入れひと煮立ちさせる。かたくり粉大さじ2を倍量の水で溶き流し入れてとろみをつけ、さらに芽かぶとさやえんどう、酢小さじ1を加えて再びひと煮立ちさせて[2]にかける。




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