素材名等で検索するときは、以下のメニューより「素材名」や「調理方法」を選択して「検索」ボタンをクリックしてください。
 

ハマグリのうまみたっぷり白菜鍋

【1人前:307kcal】

コラム
 毎年この時期には、我家の紅梅やミモザの固いつぼみがほんの少しずつほころび始めている状態を観察しながら1年分の勢いをもらってます。
 海では早春を告げる“天然ハマグリ”漁が最盛期です。漢字では「蛤」と書き、大蛤は「蜃」と書きます。中国では大蛤が吐く気で海中から桜台の形が現れると言われており、ハマグリが吐き出す不思議なものを蜃気楼(しんきろう)と名づけられています。
 今の時期、芽吹くものや旬の食べ物からは、栄養学にはない『気』がもらえるということでしょうか。




毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2006.1.25掲載






ハマグリ(砂だししたもの) 12コ
白菜 1株(1kg〜1.4kg)
豚バラ肉(薄切り) 200g
青ねぎ(小口切り) 適宜
ポン酢しょうゆ 適宜
ゆずごしょう 適宜
・酒、塩
 
[1]

ハマグリに塩をまぶし、殻と殻をすり合わせ、ぬめりや汚れを落として水洗いする。
豚肉は長さ5〜6cmに切る。

[2]

白菜は軸と葉に分ける。軸はそぎ切り、葉は手で大きくちぎる。
なべに白菜の軸の部分を敷き、豚肉の1/2量を並べ白菜の葉、残りの豚肉と交互に重ねる。
一番上にハマグリをのせ酒大さじ2〜3を加えてふたをし、30分間ほど中火弱にかける。


ポイント・・・うまみ倍増。
肉のうまみ成分“イノシン酸”とハマグリのうまみ成分“コハク酸”とが合わさると、お互いに味を強めあう相乗効果が起こって、うまみが数倍強くなる。

[3]

豚肉に火が通り。白菜が柔らかくなってハマグリが開いたら青ねぎをちらす。

[4]

煮えばなをポン酢しょうゆ、ゆずごしょうなど好みのものをつけて食べる。




Copyright © 2003 SETSUKO Hahanoaji Salon Inc. All Rights Reserved.