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栗のすり流し ビシソワーズ風

【1人前:134kcal】

コラム
 福岡の地に嫁いで30数年。博多三大祭の一つ、「放生会」のころには新ショウガが出て、栗(くり)や柿が食べごろになると、姑(しゅうと)から教えられました。今年もまたその時期になり、ハウス栽培が不可能な栗は渋皮煮、栗ご飯に、あるいはそのまま冷凍に、と私の恒例の行事になっています。今年は新メニューにチャレンジ。焼いた栗の中身をフードプロセッサーにかけ、栗のパウダーを作ります。だしでのばすと、生クリームや牛乳と違い、栗の香りがするすり流しに、甘くすれば栗あんに。パウダー状のままだと冷凍保存も可能なはず。後日、冷凍したもので再チャレンジ。楽しみができました。


毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2005.9.20掲載






500g
だし カップ3
A
淡口しょうゆ 小さじ1
小さじ1
片栗粉 大さじ2
青ねぎ(小口切り) 適宜
 
[1]

栗の鬼皮を縦に帯状にへぎ、グリルに並べ入れ弱火で約20分間焼く。


ポイント・・・鬼皮をへぐ。
これは破裂を防ぐ為で、また焼くことで甘みが増す。

[2]

[1]を半分に割り、熱いうちにスプーンで中身をほじくり出し、仕上げ用に少々とる。
フードプロセッサーにみじん切り刃をセットして残りの栗を入れ粉状にかける。

[3]

だしにAを入れて火にかけ煮立ったら、片栗粉を同量の水で溶いて流し入れとろみをつける。

[4]

[3]の粗熱をとり、[2]に加えてさらにかく拌する。冷たく冷やして器に盛り、仕上げ用の栗と青ねぎをのせる。




〔だしのとり方〕
@なべに昆布(ハガキ大1/2)と水カップ4を入れ弱火にかける。昆布が2倍の大きさに戻ったら昆布取り出し一度昆布だしを煮立てる。
A@にかつお節を大きくひとつかみ(約10g)を入れ火を止め2分間おいてこす。




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