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大根ギョーザ

【1人前:174kcal】

コラム
 産地に行くと、物作りにはドラマがあり、生の声を生産者から聞いてのメニュー作りは料理研究家冥利に尽きます。今回も夜須町で大根栽培を父親から受け継ぎ、一年中ハウスで栽培で出荷している若者、岡部大介さん(30)と出会えました。生だとピリ辛ですが、煮るとピリ辛がうまみになるという大根「ピリカラ大根」。彼の自信作です。
 一般に出回っている葉と根の付け根部分が青い青首大根と違い、その部分が白く1本700〜800gと少し小ぶりです。葉も食べてほしいとの願いから草取りは重労働だけど除草剤を使いません。土作りにもこだわりがあるので簡単に引き抜けません。今回は岡部さんと私の思いをドッキングさせたメニューです。「大根ギョーザ」。一度作ってみたかったんですが、大根と巡りあえなくて。長年の思いがかなえられ、私の気持ちはピリカラ大根のようにすっきりしました。


毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2004.3.12掲載






大根(中央部分) 約200g
大根葉 1本分(約100g)
A
豚ひき肉 200g
しょうが(みじん切り) 大さじ1
しょうゆ、酒 各大さじ1
砂糖 小さじ1
B
しょうゆ・酢 各大さじ2
みりん 大さじ1
貝割れ大根や青じそ 適宜
・ごま油
 
[1]

大根は皮をむき、スライサーなどで25〜30枚の薄い輪切りを作る。Bを混ぜ合わせ酢じょうゆ作る。


ポイント・・・ギョーザの皮は大根で作る。

[2]

大根葉は沸騰湯に入れて色よくゆで水にとって冷ます。水けを絞り、小口切りにする。

[3]

ボウルにAと再度絞った大根葉を入れて粘りが出るまでよく混ぜ25〜30等分し、[1]の大根ではさむ。

[4]

フライパンにごま油大さじ1を熱し、[3]を並べてふたをする。
中火強の火力で両面を2〜3分かけてこんがりと焼く。ふたを取り、強火で水分を飛ばし、貝割れ大根や青じそをのせた器に盛り、酢じょうゆをつけて食べる。




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