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春菊のするするスープ

【1人前:40kcal】

コラム
 北九州小倉南区徳力では「大葉春菊」が栽培されています。先の丸い葉っぱが春菊なのです。今から30年前、ある農家が葉にきざみの入った一般的な春菊を栽培中に偶然葉の丸い春菊を発見。それ以来姿のよい春菊のみを自家採取し、大葉春菊はこの地で栽培され続けています。姿よく扇形に束ね根を輪ゴムで留めた春菊は「ローマ」、根を落とし袋詰めされたものは「なべ春菊」と呼び名にもこだわりがあります。
 春菊の生まれ故郷は地中海沿岸。ローマの呼び名は、北九州や中国地方では種がイタリアから輸入されたことに由来します。今回はゆるめの茶碗蒸し風で、大葉春菊のふわっと柔らかな食感が生きたのどごしのよいスープです。


毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2004.2.19掲載





春菊 150g
はまぐり(砂抜きしたもの) 8コ
1コ
・酒、塩、こしょう
 
[1]

はまぐりに塩をまぶし、殻と殻をこすり合わせて汚れを落とし、水洗いする。
春菊は根を除き水洗いして水けを切る。

[2]

なべに水カップ2と酒大さじ1、はまぐりを入れて強火にかける。2〜3分間してはまぐりの口が開き始めたら取り出し、殻から身をはずす。

[3]

[2]のゆで汁とを煮立て塩小さじ1/2とこしょう少々、春菊を加えて春菊に火を通す。火を止めて春菊を取り出し、ゆで汁は分量300ccを取る。春菊はみじん切り用刃をセットしたフードプロセッサーに入れてペースト状にかく拌する。

[4]

ボウルに[3]のゆで汁と春菊のペースト状を混ぜ合わせさらに卵をよくときほぐして加え混ぜる。


ポイント・・・春菊のペースト状でまとまりよく。
卵液を固める程度は卵の量の4倍の水分です。今回は8倍の水分でも春菊のペーストがつなぎの役目をしまとまとる。

[5]

銘々器にはまぐりのむき身を1ずつ入れ、[4]を注ぎ入れアルミホイルでふたをする。蒸気の上がった蒸し器に入れ強火で1分間、中火で約12分間蒸して火を通し、残りのはまぐりを飾る。

※中鉢やどんぶりに入れて蒸し注ぎ分けてもよい。




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