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はまぐりの和風ピラフ

【1人前:393kcal】

コラム
 ひな祭りのころには、2枚貝が旬を迎えます。その中でもはまぐりの貝殻は、同じ貝殻同士でないとぴたっと合いません。このため夫婦愛のシンボルとされ、結婚式の引き出物やひな祭りの料理に使われます。
 今週のキッチンカーは3日に、北九州市八幡西区の「新鮮館・どんどん市場」におじゃましました。出来あがった「はまぐりの和風ピラフ」にひと工夫。直径15センチほどの円形の薄焼き卵で丸めたピラフを包み、熱した金串で焼き目をつけ、はまぐりに見立てたひと品にしてみました。
 ワインではまぐりを蒸すと、酸が貝の身の表面を固くし、エキスを閉じ込めます。仕上げのわけぎは、香りと風味がはまぐりのジューシーさと、とてもよくマッチします。


毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2004.3.6掲載






カップ2
にんにく(みじん切り) 1かけ
たまねぎ(みじん切り) 大さじ2
チキンスープの素 小さじ1
はまぐり 16コ
白ワイン カップ1
わけぎ(小口切り) 適宜
・オリーブ油、こしょう、しょうゆ
 
[1]

米をサッと洗いザルに上げ水けをきる。

[2]

中華なべにオリーブ油大さじ2とにんにく、たまねぎを入れ弱火でいためる。香りが立ちはじめたら火力を中火にし、[1]の米を加え米が温かくなるまでいためる。

[3]

[2]に水440ccとチキンスープの素を加え炊く。
炊き方・・・煮立つまで火力は強火。後はふたをし、弱火で15分間炊き、火を止めて10分間蒸らす。

[4]

ご飯を炊いている間に、はまぐりを殻から取り出す。
はまぐりは殻どうしをこすりながら水洗いしなべに入れ、白ワインを注ぎふたをし、強火にかける。はまぐりの口が開きはじめたら次々に取り出し、殻から身をはずし、蒸し汁はこしてから100cc程取っておく。

[5]

[3]のふたを取り、なべ肌にそって蒸し汁を注ぎ強火にかけ手早く混ぜながら仕上げる。はまぐりの身とわけぎを加え、全体をさっくり混ぜ器に盛る。
好みでこしょう、しょうゆを加える。

ポイント・・・蒸し汁でパラパラ仕上げ!
仕上げに貝の蒸し汁を加えると貝のエキスとワインの濃縮液がからみ合い、パラパラに仕上がる。


《応用》はまぐりピラフ
直径15cmくらいの円形の薄焼き卵を作り、はまぐりの和風ピラフを小さく丸め、薄焼き卵1枚にのせ包む。金ぐしの先端を火で熱し、焼き目をつける。




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