素材名等で検索するときは、以下のメニューより「素材名」や「調理方法」を選択して「検索」ボタンをクリックしてください。
 

コハダの南蛮漬け

【1人前:345kcal】

コラム
 佐賀県太良町に面した有明海では今、コノシロ漁が盛んです。漁法は代々受け継がれてきた伝統の漁「手投げ網漁」です。空と海の青色の中間に、直径10メートルの白い網が広がります。その美しさは、花火が打ち上げられた瞬間のよう。それは見事な、芸術的とも言える技です。この技を身につけるには、毎日50〜60回投げて2〜3年かかるそうですが、最後はセンスが左右するそうです。料理にも言えることですね。コノシロは成長とともに名前を変える魚で、コハダはコノシロより小さい若魚。毎日取れる量の1割ほどがコハダと呼ばれ、主に東京・築地に出荷されています。コノシロで南蛮漬けを作る場合は、食べやすく下処理して下さい。




毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2009.6.11掲載






コハダ 500g
新たまねぎ 300g
にんじん 30g
A
150g
砂糖 100g
10g
赤とうがらし(種を除く) 1本
揚げ油 適宜
・こしょう、小麦粉
 
[1]

新たまねぎは縦半分に切り、さらに横に薄く切る。
にんじんはせん切りにする。

[2]

バットに[1]とAを入れよく混ぜなじませる。

[3]

コハダはウロコをつけたまま丸ごと手早く水洗いし、水けをふきこしょう少々をふりかけ、さらに小麦粉を薄くまぶす。


ポイント…丸ごと揚げる。
      コノシロはシンコ、コハダ、ナカズミ、
      コノシロと成長する。
      コハダの大きさまでは(体長7〜10cm)
      丸ごと揚げた方が身くずれしない。

[4]

170℃の揚げ油に[3]の半量をいれ約10分間かけてカチッと揚げ[2]に漬け込む。残りも同様に揚げる。



※コハダの代用としては鯛の稚魚が使える。




Copyright © 2003 SETSUKO Hahanoaji Salon Inc. All Rights Reserved.