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いため五目なます

【1人前:237kcal】

コラム
 池波正太郎の「鬼平犯科帳」と「仕掛人・藤枝梅安」を毎日繰り返し読んでいます。ともに話の端々に料理が出てくるので、味を想像しながら楽しんでいます。鬼平犯科帳の「一本饂飩(うどん)」といううどんを食べてみたいし、藤枝梅安では、食材の組み合わせが参考になったり……。その中で特に引かれたのは、千六本(千切り)に刻んだ山盛りのダイコンとアサリのむき身の鍋です。この仕上げ(しめ)で汁をご飯にかけると、3杯もおかわりできるそうです。私のレシピの中でダイコンをたくさん使いおかわりができるもの、と頭を整理しましたら、今回の「いため五目なます」が出てきました。寒の内のこのごろ、冬野菜の細胞は凍結を防ぐために糖分が増し、甘くておいしくなります。常備菜としても重宝しますので、ごはんと一緒にぜひどうぞ。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2011.1.15掲載






大根 500g
にんじん 100g
干ししいたけ(戻す) 4枚
れんこん 100g
油揚げ 50g
A
すりごま カップ1/2
カップ1/2
砂糖 カップ1/2
小さじ2
ゆずの皮(せん切り) 適宜
・サラダ油
 
[1]

大根とにんじんは細めのせん切り、
干ししいたけは薄切りにする。
れんこんは皮をむき半月切りまたはいちょう切りに薄く切り、水につける。油揚げは短めの短冊切りにする。

[2]

大きめのボウルにAを合わせ、あえ衣を作る。

[3]

フライパンに[1]を入れふたをし、中火で4〜5分間加熱する。ふたを開け強火にし、しんなりするまでいためる。

[4]

[3][2]のあえ衣に少しずつ加えながらあえる。
冷めてから盛りつけ、ゆずの皮をちらす。


ポイント…数回に分けてあえる。
      均一に味をなじませる為。

※保存は冷蔵庫で。




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