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茶汁ですっきり 飛魚の甘辛煮

【1人前:199kcal】

コラム
 朝の日課として、一日分のお茶を煮出します。作らないと落ち着かないせいもありますが、楽しみもあります。茶パックの中でパンパンに膨らんだ茶葉とこれに含まれる茶汁。ギューッと絞り飲んでいます。茶のグルタミン酸のうま味で一日のスタートが始まります。また青魚の臭み取りにも役立ちます。この時期になるとアジやトビウオの刺身に濃い目のしょうゆをまぶし、熱いご飯にドーンとのせ、熱い茶をかけて食べさせてくれた祖母のことを思い出します。先人の知恵でしょうね。
食べ物は心をつなぎます。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2010.5.29掲載






飛魚(三枚おろし) 4尾分(約400g)
A
みりん 大さじ3
しょうゆ 大さじ3
大さじ3
砂糖 大さじ2
梅干し(種を除く) 中3コ
濃い目の茶汁 適宜
木の芽 適宜
・サラダ油、小麦粉
 
[1]

飛魚は、中骨の小骨を抜き一枚を半分に切り濃い目の茶汁でふり洗いし、混ぜ合わせたAのたれに10分間つける。

[2]

[1]の水けをペーパータオルでふき取り、飛魚の表面全体に小麦粉をまぶし、余分な粉ははたく。

[3]

フライパン全面に油をゆきわたらせ、中火で熱する。
[2]の魚を入れ、両面ををカリッと焼き火が通ったら一旦取り出す。


ポイント…身から焼く。身くずれを防ぐ為。
      皮目から焼くと皮がちぢまり身がそり、
      身がくずれやすい。
      

[4]

[3]のフライパンの油をペーパータオルで吸いとり、[2]で残ったたれを加えて強火で煮詰める。

[5]

[4]の火を止め、[3]の魚を入れ煮汁をからめる。
器に盛り、木の芽を飾る。




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